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RASの専門的な側弯症トレーニング
​側弯症は「構築性側弯症」と「非構築性側弯症」の2つに分類され、特に構築性側弯症の中の “特発性側弯症” は側弯症の8割を占めていると言われています。小学生高学年ころの思春期に起こる側弯症は “思春期特発性側弯症” といいます。
RASでは理学療法士による側弯症に対する専門的な施術からピラティスを使った、その人のカーブに合わせた運動指導を行っています。
1921年にドイツ発祥の「シュロス法」という側弯症に対する保存的治療方法が確立されました。施術ではこのシュロス法を用いたり、背骨を動かすための徒手介入を行います。また、ピラティスではシュロス法を基に作られた、「側弯症ピラティス」があり、
RASではこれらの専門的な運動指導を受けることができます。
​思春期の側弯症に関して
​成人の側弯症に関して
​思春期の側弯症

小学生の高学年に学校の検診で側弯症だと言われることが多い、思春期特発性側弯症。

思春期に起こる側弯症で最も重要な事は “早期発見・早期治療” です。なぜ重要かというと、それは弯曲が進行するからです。

<弯曲が進行するピーク>

下の図は、側弯症の進行(…)と側弯症の女の成長曲線(ー)を表したものです。

◦横のx軸が時間軸

◦左の縦のy軸が彎曲の角度(cobb角)

◦右の縦のy軸が伸張の成長速度

◦peak height velocityは成長のピークを意味する

​弯曲は初潮の2年~2年半前から始まります。そこから1年~1年半で弯曲の進行が一気に進みます(peak height velocity)。多くの側弯症の子供たちは小学生高学年から中学校で見つかることが多いです。その頃には成長のピークを越えていることが大半で、弯曲が進行してしまっている時期になります。できる限り、早期発見・早期治療が必要なのは、このグラフからも分かるように、進行を未然に防ぐことなのです。

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Sanders JO, Browne RH, McConnell SJ, et al: Maturity assessment and curve progression in girls with idiopathic scoliosis. J Bone Joint Surg Am 89: 64-73, 2007 reviewを引用
​成人の側弯症

​成人の側弯症は、思春期に現れる特発性側弯症がそのまま残っている物と、背骨の変形で起こる側弯症があります。世人の側弯症では痛みを伴うケースが多々あり、今後の生活に不安を抱えている方も多いです。RASでは思春期の側弯症と成人の側弯症の運動方法は特に変わりませんが、背骨の柔軟性の違いがあるため、成人の側弯症の方が背骨が動くまでに時間がかかります。また、背骨のカーブにより、肋骨の位置関係の変化が長い間起きているため、カラダを支える体幹機能の低下も起きてきます。そのため、成人側弯症の場合はまず、理学療法士の施術を受けることを勧めます。

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理学療法士によるコンディショニングの流れ

​ 側弯は人それぞれ違ったカーブの特徴を持っています。まずは、持参して頂いたレントゲン写真や体の評価でカーブの禿頭、背骨の回転の有無などをチェックします。また、カーブに対して、関節がどれだけ真ん中に戻せる可動性を持っているのかをチェックします。

体をトータルでチェックし、その人に必要なコンディショニングを行います。例えば、関節が硬い場合は関節を柔らかくするコンディショニング、筋膜が硬ければ筋膜を柔らかくするコンディショニングを行います(筋膜について >>read more)。

柔軟性を獲得し、背骨が動き始めたら、側弯症専門の運動方法であるシュロス法を用いて、背骨を真っすぐにさせる運動を行ったり、背骨を良い状態で保持するための体幹の運動を行います。

また、家でも背骨を強制する運動ができるよう、運動方法を提供します。

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​側弯症に対するピラティス

​ ドイツ発祥のシュロス法をもとに作られた側弯症専門のピラティスメソッドを提供します。その人のカーブに合わせたやり方で、背骨の回転やカーブを修正しながら、ピラティスマシンを使って運動を行います。修正された中での運動は、縮こまっていた筋が伸ばされたり、姿勢の影響で弱くなってしまった筋肉を活性化させ、背骨を中心で支える力をつけることができます。​定期的に側弯症ピラティスでカーブや回転を修正しながら運動を行うことで、背骨の改善に繋がります。

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